釣りと車中泊は相性がいいと思っています。もしあなたが釣りを趣味にし始めたところなら、釣り+車中泊を試してみてください。
ソロキャンプ気分と釣りの醍醐味の両方を存分に楽しめるはずです。
釣りだけじゃマンネリになってくる。ソロキャンプだけじゃ飽きてきた。こういう人にも釣り+車中泊はおすすめです。
1: 釣りで車中泊をする魅力とは
釣りをするとき、車中泊を一緒に選ぶと魅力が増えていきます。
(1)釣り場へ近づける
釣りが楽しめる場所は、どうしても交通の便利が良くないところです。近くに電車やバスもなければ、コインパーキングも見当たらない。
しかし釣り場の近くには、市街から外れているからこそキャンプ場やRVパークが設営されているところはあります。
こうした場所を有効に活用すると、これまでよりも釣り場の近くまで行けます。
(2)早朝からもスタートできる
車中泊を取り入れた釣りで最も魅力的なのは、早朝から釣りをスタートできることでしょう。というのも、車中泊なので夜間に移動してしまえば、釣り場近くで夜が明けるのを待つだけでOK。
朝の5時、6時から余裕を持って釣りをスタートできるのは、釣り好きな人にとっては最高に魅力的なことではないでしょうか。
(3)仮眠も取れる
夜間に移動した場合、仮眠を取っておかないと釣りに集中できなくなります。車中泊なら、釣りをスタートするギリギリまで仮眠を取れますので、カラダのエネルギーを十分にチャージしてから楽しめます。
また、釣りを楽しんでいると困るのがお昼間。魚が釣れない時間帯は、釣りをする人の体力が落ちてきている時間帯。
こうした時間帯も、車中泊ならサッと仮眠を取れます。深い眠りにつかなくても20分くらい仮眠するだけで気分も体力もリフレッシュ。
午後からの釣りを存分に楽しめます。
(4)フルに楽しんでもゆっくりできる
「釣りを終えたら帰らなきゃ」という気持ちが必要なくなります。帰るための余力を残す必要もありません。
釣りを終えたら、そのままソロキャンプして車中泊。早朝に起きて空いている道で帰宅。いかがでしょう。めちゃくちゃ楽しくないですか?
(5)船酔い対策にもなる
人によりますが、船酔いしやすい人は車中泊でしっかり休養を取っておくと酔いにくいという話もあります。
確かに寝不足気味のときや、疲れが残っているときにフワフワとした状態にカラダを置くと、乗り物酔いしやすくなることは確かです。
2: 釣りで車中泊をするときの注意点
釣りで車中泊をするとき、次の点には十分注意しましょう。
(1)音に関する問題
釣り場のめちゃくちゃ近い場所で車中泊をする場合。エンジンを切るようにしておきましょう。
ラジオやオーディオの音が鳴るのも注意してください。暑いから、寒いからという理由でアイドリング状態のままエアコンを掛けると、あたりに「ブーン」という音が響き渡ります。
こうした問題を解決するためには、アイドリングしなくても快適に過ごせるキャンピングカーがおすすめです。
(2)駐車場所のチェックを怠らない
車中泊というのは自由な雰囲気があります。しかし、昨今の日本では車中泊がトラブルの原因になることもゼロではありません。
そのため、駐車しても良い場所を予めインターネットや釣り場近くの自治体などへ確認しておきましょう。
理想的なのは、釣り場近くにあるオートキャンプ場やRVパークです。こういった場所は車中泊用に作られているためトラブルになりにくいです。
また、電源も用意されているのでキャンピングカーですとアイドリング無しでエアコンやヒーターを車内で使うこともできます。
河川敷で車中泊する場合は、車中泊禁止になっていないか確認を。どちらかわからない場合は近くの駐在所へ確認しておきましょう。
間違っても勝手にコンビニや道の駅の駐車場で車中泊してはいけません。
(3)車内スペースの使い方
釣り+車中泊の場合、注意しておきたいのは車内スペースの使い方です。
まず、釣り道具を車に積まないといけません。これだけでも意外にかさばってしまう人もいるはず。つづいて車中泊用のグッズを積み込みます。
軽自動車や普通乗用車では、リアがパンパンになるかもしれないですね。車内スペースについても理想的なのはキャンピングカーです。
トラックの荷台に居住空間が載っている車なので、釣り道具とソロキャンプグッズを載せても余裕があります。
(4)クーラーボックス
食料や釣った魚を入れておくクーラーボックス。あると大変便利です。しかし、クーラーボックスは結構場所を取ります。
できるだけ荷物を減らしてクーラーボックスを持ち込めるように考えましょう。ソロキャンプならチェアの代わりにクーラーボックスを使えば、一つ持って行くアイテムが減ります。
3: 車中泊で用意しておくと便利なアイテム
車中泊で用意しておくと、かなり快適に過ごせるアイテムをご紹介します。
(1)簡易ベッド
一般的な車中泊ですと、車にベッドは装備されていませんので、簡易ベッドやマットを持ち込む必要があります。これが1つあるだけで、気持ちよく寝ることができます。
キャンピングカーの場合ですと、車内にベッドが装備されているので持ち込む必要はありません。
(2)車用タープ
車のバックドアを開けた状態にして取り付けるタープがあると便利です。
特にワンボックスやバンで車中泊される場合、虫除けネットが付いたタープがあると虫の悩みを解決できます。
キャンピングカーであれば、車内の設備で快適に過ごせますので必要ありません。
それよりも、一般的なタープを持っておくと日よけになってくれます。
(3)LEDランタン
ひとつ持っていると便利なのがLEDランタン。電池の持ちもいいですし、ちょっとくらい乱暴に扱っても割れて壊れることはありません。
夜になって手元だけ明かりがほしいときにも重宝します。
(4)寝袋
早朝に気温が下がることもあります。こうしたときの対策として寝袋を用意しておくと安心です。
キャンピングカーで車中泊される方も、コンパクトなタイプの寝袋が一つあると安心です。急な冷え込みへの対策は寝袋が一番です。
4: 月に5回以上釣りに行くなら軽キャン購入がおすすめ
一ヶ月に5回以上、郊外の釣り場へ行かれるのなら、軽自動車をベースにして作られた「軽キャン」がおすすめです。
軽自動車のキャンピングカーですので、けっして広くはありませんが、寝ることはできます。ソロで釣りとキャンプを楽しむ方にぴったりです。
5: 月に1回くらいならキャンピングカーレンタルがお得
月に1回、平均すると3ヶ月に1回くらい釣りに行かれるのなら、都度キャンピングカーをレンタルされるのがお得です。
キャンピングカーのレンタルは、所有しているわけではありませんから税金や整備費用がかかりません。
必要なときだけ借りて遊んで返す。これでOK。
レンタルされるときは「キャブコン」と呼ばれる、軽キャンよりも大きめサイズのキャンピングカーを選ばれると快適さが格段にアップします。
のびのびと寝られるベッド。アイドリング無しで使えるエアコンやヒーター。天井も高いので、頭をかがめないまま車内を移動できます。
ミニキッチンも付いているキャンピングカーですと、車内で釣った魚を料理できて楽ちん。
今年の春から夏の釣り計画には、キャンピングカーレンタルを取り入れてみてください。
6: まとめ
釣りと車中泊は相性が良いと思います。特に早朝から釣りをされる方にとっては、現地で仮眠できることは大きなメリット。
また、突然の天候不良でも車内に逃げ込めば、かなり快適な状態を維持できます。
ぜひキャンピングカーを使った車中泊で、これまで以上に釣りを楽しんでみてください。