世の中「キャンプブーム」。そのため家族でキャンプへ行きたいけれど、「絶対にイヤ」「行きたくない」という意見が家族の中で出て、まわりが楽しそうに行っているのを横目にしながら諦めている方もいらっしゃると思います。
キャンプって苦手な人は本当に苦手です。理由は様々ですが、とにかく「安定した建物の中でないと不安(特に夜)」という気持ちもわからなくはありません。
しかし、やっぱりまわりがキャンプへ行っているのを見たり聞いたりすると、苦手で無い人は行ってみたいもの。
そこで今回は、キャンプが嫌いという家族も一緒に楽しんでもらえる方法をお話していきます。
1: キャンプは嫌い!その理由を考えてみよう
「キャンプは嫌い!」「行きたくない!」という反応には、必ず「理由」があります。まずはその理由を理解しましょう。
(1)準備がジャマくさい
キャンプへ行くためには、おそらくかなり手慣れた人でないと「前日」から準備を始めることになります。
大きくてかさばるテントやタープ、BBQのコンロや炭や薪。火を使うための燃料も準備しなくてはいけません。
もともとキャンプが好きな人にとっては、こういうアイテムを並べて順番にパッキングしていくことが「楽しい時間」なのですが、好きな人でないと単純に「ジャマくさい」重労働になってしまうのです。
そして、家族でキャンプへ行く場合ですが、参加人数が増えれば増えるほど準備するアイテムも増えますので重労働が加速します。
さらに、アイテムが増えるとキャンプへ行くときに使う乗用車へ荷物を載せる順番やレイアウトも考えないといけません。これはキャンプ嫌いな人にとっては「面倒」の極みです。
キャンプ好きな人は、こうした準備も楽しめるものですが、嫌いな人にとっては楽しいことは何一つありません。こういう心理的な違いを理解しましょう。
(2)後片付けも面倒
キャンプの後片付けが面倒なので嫌いという方もいらっしゃいます。
多くの場合は、BBQの後片付けや、テントやタープの片付けです。どちらも慣れていなければ時間がかかりますし、準備するのと同じだけの重労働になります。
どちらかというと、キャンプ好きな人も面倒に感じるのでないでしょうか。
好きな人が面倒に感じるのなら、嫌いな人があなたの10倍以上「面倒」と感じているはずです。
キャンプ好きにとっても「面倒」と感じることは、キャンプ嫌いや興味が薄い人にとっては「10倍面倒」と映っていることを理解しましょう。このギャップを理解しておくことは大変重要です。
(3)不便なことは苦手
キャンプ場は家やホテルと違います。総じて不便です。
- テントでの宿泊
- 離れた場所にある水汲み場
- 離れた場所にあるトイレ
- 離れた場所にあるお風呂
キャンプ好きにとっては、この不便さが非日常で楽しいのですが、キャンプ嫌いにとってはホームレス体験に近い感覚です。
どうしてわざわざ不便なことをするのか。全く理解できないはずです。
不便さが楽しいという人は限られていることを理解しておきましょう。
(4)衛生面で不安がある
キャンプ嫌いな人にとって最大の難関が衛生面の不安です。
特に
- 手を洗いづらい
- トイレが汚れている
- 地面に座るのに抵抗がある
「自然の中に居るなら仕方が無い」という考えもありますが、嫌いな人にとっては恐怖を感じさせるスペースと映っています。恐怖が身近になるのに楽しむことはできません。
(5)虫がとても苦手
虫(小さくても大きくても)がとても苦手な人にとってキャンプは地獄です。
特に冬以外のキャンプは、常に虫がやってきます。足元だけではなく安心できるはずのテントの中にも入ってきます。
あなたにとって苦手な生き物が、あなたの半径5m以内で常に動いているところ想像してください。絶対にそんな場所へ自分から足を運びたいとは思わないはずです。これと同じことが、虫が苦手な人の頭の中では起こっているのです。
(6)テントで寝るなんて怖い
こうしたことから怖いと感じる方もいらっしゃいます。気持ちはわかります。
特に最近のキャンプブームで防犯面の不安は増しているのが事実です。
(7)道具がない
キャンプをするためには装備や道具が必要です。でも持っていない。だからできない。
「キャンプが嫌い」という方の理由に出てくることがあります。
この理由の本質は、
- お金がかかる
- 道具を収納するスペースがない
- 使わなくなったらジャマ
このようなところにあります。キャンプ嫌いとは言え、キャンプへ一緒に行ってもらいやすい人の理由だと言えます。
2: 嫌いな理由を解決する方法
嫌いな理由が分ければ、現在は解決する方法が用意されています。
- (1)準備がジャマくさい
- (2)後片付けも面倒
- (3)不便なことは苦手
- (4)衛生面で不安がある
- (5)虫がとても苦手
- (6)テントで寝るなんて怖い
- (7)道具がない
このような理由を先ほどお話ししましたが、全てを簡単に解決しながらキャンプを楽しめる方法があります。
その方法とは、次の2つです。
- キャンピングカーでキャンプ
- グランピング施設でキャンプ
どちらもテントやタープなどの道具が必要ありません。グランピング施設なら全てが揃っているところがほとんど。
普段の旅行と同じような荷物だけで、快適にキャンプを楽しめます。
特にグランピング施設の場合は、冷暖房やトイレ、シャワーなども完備されているため、「絶対にキャンプなんて行かない!」という方でも楽しんでもらえます。
少しくらいは設備が整えばキャンプへ行ってもいいという方の場合なら、キャンピングカーをレンタルしてみましょう。
設備の整ったオートキャンプ場を利用すれば、トイレやシャワーや食事の問題も解決します。また、キャンピングカーの中で宿泊しますから、防犯面や雨風の不安もなくなりますし、虫からの攻撃も避けることができます。
さらにどちらもおすすめの理由があります。それは「非日常体験」が簡単にできること。特にお子さんがいらっしゃるご家庭なら、普段とは違った体験にお子さんも大喜び間違いありません。
特にキャンピングカーは、お子さんに大変人気の車です。友達にも自慢できますし、オートキャンプ場などへ入っても目立ちますから注目の的。
夏休みも思い出づくりだけではなく、季節を問わずに新しい体験をさせてあげることもできます。
3: まとめ
「キャンプが嫌い」と感じている方を誘って一緒にキャンプへ行きたい。このような場合、どうして行きたくないのか、その理由をしっかりと理解する必要があります。
無理強いしてキャンプへ行っても楽しいことはありません。相手にとっては不安と恐怖の時間が待っているだけかもしれないのです。
相手の不安を聞き、不安が解決できる方法を提案しましょう。グランピングやキャンピングカーは、キャンプ嫌いな人の一歩を踏み出すアイテムになってくれます。
少しずつ、無理なくキャンプの楽しみを知ってもらい、楽しさを分かち合いながら、相手のペースに合わせて楽しんでいきましょう。