冬よりも春から夏にかけてキャンプへ出掛ける方が多いですね。特に夏のキャンプは日も長いですし、冬の寒さよりも過ごしやすいので人気です。
しかし、夏のキャンプで困るのが暑さへの対策。最近では酷暑が続き、体温よりも高い気温を経験することも増えていますので、暑さ対策を怠ると熱中症になってしまう確率も高くなっています。
そこで今回は、キャンプの暑さ対策についてご紹介していきます。
1: 夏のキャンプの暑さ対策方法
夏のキャンプは楽しい。ビールも美味しい。空もキレイ。BBQもできる。でも、暑さだけはもう少し何とかしたい。
いくらキャンプが好きな人でも、同じ考えだと思います。根本的に夏の暑さをゼロにすることはできませんが、工夫することで快適に過ごすことはできます。
(1)設営場所で大きく変わる
どうしても暑さ対策というとアイテム選びに気がいってしまいます。でも、本当はテントの設営場所によって大きく変わってくるのです。
例えば、木陰になるところへテントを設営すれば、これだけでかなり暑さ対策ができます。ポイントは直射日光をできるだけ避けること。これだけでキャンプでの居住空間となるテントやタープの中の温度をおさえられますので暑さ対策できます。
アイテムも大事ですが、設営場所を工夫するのが第一歩です。
(2)夏でも過ごしやすいテント選び
テントにも種類があります。
秋から冬にかけて快適に過ごせたテントでも、夏になると快適とは限りません。真夏はテント内に熱がこもるため、通気性の高い素材で作られているテントや、サイドに窓が付いているような「暑さ対策」を考えたテントを用意しましょう。
全面メッシュの風通しの良いテントだと快適です。
(3)暑さ対策できるタープもあると便利
キャンプではタープで日陰を確保します。ここがポイントです。
タープを大きめのものに変えましょう。そしてタープの内側にテントを設営すると、直射日光を遮ることができます。
また、タープも風通しの良いものがベスト。側面がメッシュになっているタープだと、風の通りが違います。
遮光性の高い素材で出来たタープもあります。
(4)まわりに迷惑でないなら「打ち水」
サイトの周辺に打ち水すると、すこし暑さがやわらぎます。
打ち水するときの注意点は、
- 近くに他の人のサイトがないか
- 地面の水はけは良いか
打ち水する側は良いのですが、まわりの人がみんな「喜ぶ」とは限りません。また、地面の水はけが良くないと、地面がぬかるんでしまいます。
(5)扇風機を導入
ポータブル電源で使える扇風機を用意しましょう。体感温度が下がります。また、テント内の空気を外へ排気するときにも使えます。
ポータブル電源で動作する冷風機もあると、過ごしやすくなります。
キャンプでの扇風機や冷風機ですが、夜に使うとモーター音が響く機種もあります。静かなタイプなら良いですが、「ブーン」「ガー」というような音が発生するものは、まわりの人に迷惑がかかります。自宅で動かしてみてから使いましょう。
(6)冷感タオルは必須
体温が下がって涼しく感じられます。かさばりませんので、必須アイテムとして持参しておきましょう。
(7)クールパッドも使いやすい
クールパッドを敷くだけで涼しく感じられます。就寝時にあると寝付きやすいです。
(8)寝具こそグレードアップ
寝袋などキャンプで使う寝具を夏向けにグレードアップしましょう。
寒さ対策は着込むことで何とかできますが、暑さ対策は寝具の性能によって快適さに影響します。
数千円の差なら高性能のアイテムを選びましょう。ちょっとの違いがキャンプの快適さにつながります。
2: 車中泊キャンプの暑さ対策
キャンプで車中泊をされる方も増えています。
夏の車中泊は虫の問題をかなり軽減できますが、暑さ対策を無視することは危険です。
(1)車中泊は車内温度に注意しよう
車中泊でもっとも注意が必要になるのは車内温度です。
締め切っていると簡単に50度を超えてしまうこともあります。ということは、簡単に熱中症になるということ。命の危険が伴います。
(2)気温と風通しに意識を向ける
夏の車中泊では、気温と風通しに意識を向けて過ごしましょう。
できるだけ気温が低い場所を選ぶなら、標高の高いところへ向かうのがおすすめです。また、こまめに窓を開けて風通しを良くしておくことで、車内温度を下げることもできます。
テントの設営と同じように、できるだけ日陰に車を駐車することも忘れずに。直射日光を避けるのが第一歩です。
(3)こまめな水分補給
車中泊でもテントでのキャンプと同じように水分補給はこまめに行いましょう。脱水症状を防げます。
「喉が渇いた」と感じる前に水分補給するのが重要です。
(4)換気
車内温度の上昇を抑えるためには、風を発生するようにしておくことが大切。そのため窓を開けることや、小さな扇風機を回すことが大切です。
(5)アイドリングはNG
暑いからといってアイドリングでエアコンONというのはいけません。騒音や排気ガスの問題になります。
(6)防犯対策
窓を開けて寝ると防犯面の問題が出てきます。ポイントは、窓は全開にしない。ドアのロックはかけておくことです。
(7)扇風機やポータブルクーラー
モバイルバッテリーやポータブル電源で動作する小さな扇風機やポータブルクーラーを用意しておきましょう。
車内温度を下げてくれます。
3: 今年は快適にキャンピングカーで!
テントを使ったキャンプ。車中泊するキャンプ。どちらも楽しい方法ですが、夏の暑さ対策を考えるなら、キャンピングカーを使ったキャンプが快適です。
キャンピングカーなら、RVパークやオートキャンプ場を利用すると、電源を直接使えますのでクーラーの効いた車内で快適に寝ることができます。
また、冷蔵庫もありますから冷たい飲み物を楽しむこともできますし、防虫対策も出入りするときに注意すれば、テントや車中泊よりも安心です。
夏にキャンプへ行きたい。でも暑さに負けそうであきらめがち。
そういう方こそ、キャンピングカーを使った夏のキャンプを楽しんでほしいと思います。
4: まとめ
実は夏のキャンプの暑さ対策って、特別なアイテムを導入するとか、特別な知識や技術が必要ということはありません。
普段の生活よりもこまめに水分補給を行い、できるだけ日陰で過ごし、空気がこもりそうな場所では換気をする。これだけでも暑さ対策で快適に過ごせます。
ただ、夏はどうしても虫が多いので、換気を嫌う人がいらっしゃいますが、そこは防虫対策も一緒にやっておくことで、気にせず換気をすることができます。
もっとも、夏のキャンプを快適に過ごすためには、車内が広くてクーラーも使えるキャンピングカーがベストな選択。でも、購入するのは難しいという方も多いので、レンタカーで楽しむことをおすすめしています。
キャンピングカーをレンタルすれば、小さなお子さんが一緒でも夏のキャンプは快適で安心できます。特別な夏の思い出にもなりますから、今年の夏のキャンプに「キャンピングカーレンタル」を検討してみてはいかがでしょうか。