家族でキャンプへ行きたい。でも、キャンプができる場所までは遠い。または、休日になるので、どこも予約が取れない。
良さそうな場所を見つけても、キャンプ場が人と車で溢れていて、人口密度が高くなるためアウトドアを楽しめる雰囲気じゃなくなっている。
こういう方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は自宅から一歩でアウトドアを楽しめる「家キャン」についてお話します。
1:家キャンとは?
グランピング(家キャン)とは次の2つの言葉を組み合わせた造語です。
「グラマラス」+「キャンピング」
一般的な(今も流行っている)キャンピング(=キャンプ)というと、次のような事実があります。
- 虫が寄ってくる(蚊だけじゃない)
- 天気に影響される(雨だと最悪)
- 気をつけていても土や泥で汚れる
- 基本的に衛生面が高いとは言えない
- 場所によっては野生動物が夜にやってくる
自然の中で遭遇する「トラブル」を楽しめる人は、こういう状況もウキウキできますのでキャンプを心から楽しむことができます。
しかし、誰もがこういう状況をウキウキワクワクできるとは限りません。できれば、アウトドアの雰囲気を感じながら、快適な空間で寝泊まりして、美味しい食事を頂きたいと思っている人もいるはず。
そこで、そんな方に最適なのが「快適な空間」の中でアウトドアを楽しむスタイル「家キャン」なのです。
特に戸建て住宅にお住まいの方なら、リビングから出入りできるベランダを中心にして、自宅で簡単にアウトドア空間を作ることができます。
庭の緑と夜空を楽しみながら、居住空間はリビング寄りなので快適。突然の雨に遭っても、すぐにリビングへ入れば問題ありません。
キャンプ場まで行く時間も必要ありませんし、混雑しているキャンプ場で気を遣って過ごす必要もありません。
気軽に自分達のペースでアウトドアを感じて楽しめる。そんな方法のひとつが「家キャン」です。
2: 家キャンを楽しむアイテム
自宅で家キャンをする場合、次のアイテムがあると大変楽しめます。
(1)テント
庭にテントを張って寝泊まりしても良いですし、テントを汚すのが嫌な方はリビングでテントを広げましょう。
雰囲気重視なら、ウッドデッキにテントを張るとインスタ映えすること間違いなしです。
どちらにしても、普段の生活では使わないテントですから、テントを張るだけで子どもは大はしゃぎ。楽しい思い出のひとつになることは間違いありません。
(2)キャンプ用品
外で本格的にキャンプをするのではありませんから、見た目重視で用品を選んで並べて楽しみましょう。
例えば、コーヒーサイフォンや、凝ったデザインのランタンなどをベランダへ置くだけでおしゃれな雰囲気を楽しめます。
バーナーに関しては小さなもので十分です。強い火が必要な場合は、自宅のキッチンを使いましょう。その方が使いやすいですし、後片付けも楽ちんです。
(3)椅子
アウトドア用の椅子を用意しましょう。ディレクターチェアーがあると雰囲気が出ます。
ちょっとゴージャスな家キャンを楽しむなら、本気のキャンプでは使えない「ソファ」をベランダで使うこともできます。
ゆったりと流れる時間を楽しむアイテムです。
(4)ラグ
本気のキャンプ場でラグを敷くと汚れます。後片付けが大変です。でも、家キャンならベランダへラグを敷けばOK。まず、汚れません。
ラグは小さなものでも良いです。とにかくラグが足元に1枚あるだけで、グッとゴージャスなアウトドア気分を味わえます。
あくまでも勝手な思い込みと想像ですが、良いラグを敷いてアウトドアを楽しむと、遊牧民の気分になれるはずです。
(5)クッション
ラグを敷いたならクッションも一緒に揃えましょう。
ラグの上でクッションにもたれて時間を過ごす。忙しい現代社会では、めちゃくちゃ贅沢な時間の使い方です。
(6)人工芝
年に何度か家キャンをするようになれば、ベランダに人工芝を敷きましょう。気分が上がります。
また、素足で歩いたときに気持ちいいので、お子さんも喜ばれるはず。
3: 気軽にアウトドアを満喫できる方法
ベランダや庭を使った家キャンも良いですが、もっと気軽に、そして特別な思い出になるような楽しみ方があります。
その方法とは、キャンピングカーをレンタルして家の駐車スペースで楽しむ方法です。
キャンピングカーを使うと、テントやテーブルや椅子やソファが必要ありません。キャンピングカーの標準装備がそのまま使えます。
寝るときも自宅ではなく、キャンピングカーの中で寝られますし、寝台は秘密基地のような作りになっていますので、小さなお子さんも大喜び。
万が一、夜に体調が悪くなっても自宅なので戻ればOK。気温が変化して寒くなったり暑くなったりした場合でも、部屋へ戻ればOK。
特別なアイテムの準備も必要ありませんし、天気の変化も気になりません。夜中の突然の雨さえも、キャンピングカーの中で寝泊まりしていると楽しいイベントに変わります。
ベランダや庭を使った家キャンも楽しい体験ですが、キャンピングカーをレンタルした家キャンは、もっと特別な体験になるはず。
混雑したキャンプ場へ行かなくても、渋滞する道を使ってオートキャンプ場へ行かなくても、場所の予約が取れないと嘆かなくても、キャンピングカーをレンタルして自宅で家キャンを楽しむという方法もあります。
4: 自宅から一歩の家キャンで特別な思い出を
キャンピングカーを使った家キャンは、非日常がいっぱい詰まったイベントです。家キャンだけでも非日常なのに、多くの人が体験したことのないキャンピングカーで寝泊まりするというのは、特別な体験と思い出になります。
特に小さなお子さんなら、こうした特別な実体験は将来の忘れられない思い出のひとつになるでしょう。また、この体験が将来の成長に役立つことになる可能性もあります。
インターネットが普及し、実体験が減っている時代だからこそ、こうした特別なイベントと体験が重要になってくると思います。
自宅から一歩で楽しむ家キャンを、今年は体験してみてください。
5: まとめ
今回は気軽に楽しむキャンプ「家キャン」をご紹介させていただきました。
本格的なキャンプは費用も時間もかかります。また、よほどのアウトドア好きでないと、虫と戦いながら外での食事や宿泊は楽しめません。
でも、ベランダや庭、キャンピングカーを使うことで、お家から一歩の距離で快適にアウトドアやキャンプを楽しめます。
今年はキャンプテビューしたい。一度はキャンプしてみたい。でも、本格的なのはちょっと難しそう。
こういう方にこそ、今回ご紹介しました家キャンを楽しんでいただきたいと思います。