空前のキャンプブームが続いています。そのためキャンプに行ってみたいという方は増えています。
しかし、実際にキャンプへ行こうと思うと、面倒なこともあって「やっぱりやめよう」。そんな方もいらっしゃるはず。
そこでキャンプほど面倒ではなく、テントで眠るよりも快適で、季節を問わず安心して過ごせるキャンピングカーの楽しみ方をお話します。
今回は、キャンピングカーをレンタルする場合です。
1: キャンピングカーで楽しめること
キャンピングカーをレンタルすると、こんな楽しみ方が一気に広がります。
(1)自分の好みの場所で寝泊まりできる
キャンピングカーがあると、宿泊施設へ予約しておく必要がありません。そのため、急なキャンセルでもキャンセル料を払う必要がなくなります。
また、テントを使った本格的なキャンプのように、テントやタープを設営する手間もありませんし、もっとも面倒な片付けをする必要もありません。
慣れないペグ打ちも必要ありませんし、夜中に突然雨が降り出しても大丈夫。
キャンピングカーなら、自分の好みの場所で快適に楽に寝泊まりできます。
(2)簡単な料理もできる
キャンピングカーは車内にキッチンを持っているタイプが多いです。ここで注意しておきたいのは「レンタカー」の場合、キッチンが付いていても簡単な料理しかできないことです。
BBQなど本格的な料理は、キャンピングカーの外で行うようにしましょう。対して、コーヒーを入れる。電子レンジでピザを焼く。こういったことは可能です。
車外でディナーを味わった後、車内でゆっくりくつろぐ時間に、淹れ立てのコーヒーや紅茶は最高のひとときを演出してくれます。
(3)わいわい賑やかに過ごせる
気の合う仲間が4人~5人集まって、わいわい賑やかに気兼ねなく楽しめる。こういうスペースとしてもキャンピングカーは最適です。
普段とは違った景色を楽しみながら、賑やかに旅が出来るのは最高の瞬間です。
(4)アウトドアに最適
キャンピングカーという名前からわかりますが、キャンプをはじめとしたアウトドアに最適です。
紅葉シーズンなら、山の近くまでキャンピングカーで移動し、そこから散策という使い方もできます。
遊び疲れても車内に戻れば、快適なベッドでゆっくりと仮眠できます。
(5)イベントでも便利
フェスなどに出掛ける時、キャンピングカーを使いましょう。宿泊施設を予約する必要がなくなります。
また、フェス会場の近くに停めて置ければ、めちゃくちゃ便利。
人が大勢集まって宿泊施設を予約しづらい、または、その時期だけ価格が高騰する。そういうときにキャンピングカーは活躍します。
(6)愛犬と一緒に旅できる
大切な愛犬と一緒に旅をしたい。愛犬家の方なら誰もが抱く思いでしょう。
しかし、電車で移動するとなると、ずっとゲージに入ったまま。自家用車で移動してもいいですが、どうしても車内が狭いので愛犬がくつろげない。
そこでキャンピングカーです。レンタカーのキャンピングカーの中には「ペット可」のものもあります。
愛犬と一緒に海を見たり、山を見たりして大切な時間を共有しましょう。キャンピングカーなら後部シートもひろびろしているので、大切なワンちゃんもゆったりのびのびくつろげます。
2: キャンピングカーをレンタルするときのアイテム
(1)知っておきたいこと
次の内容は、必ずレンタルするお店で説明を受けてください。そしてしっかりと覚えておきましょう。
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[1]電気関係のスイッチ
キャンピングカーには、普通乗用車よりも少しだけ多くのスイッチがついています。どのスイッチが何の役割をしているのか覚えておきましょう。
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[2]ベッドの組立方
現地で困る人が多いポイントです。ちょっとコツが必要なので、説明を受けてから実際にご自身でやっておきましょう。
現地で薄暗くなってから、ベッドが組み立てられないと大変焦ります。
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[3]水の使い方
基本的には普段の使い方と同じです。違うところは、使える水の量に制限があることです。キャンピングカーの水はタンクに入れて車へ載せています。そのためタンクの水が無くなると、車内の水道をひねっても水は出てきません。
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[4] オーニングの出し方
キャンプをされるとき、キャンピングカーからオーニングを引き出すことになります。これもベッドと同じでコツが必要です。
実際にレンタルするときにやっておきましょう。
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[5]設備
上記以外にも、車のタイプによって装備品があります。それぞれ使い方を覚えておきましょう。
テレビやDVDは使えなくても大きな問題になりませんが、クーラーやヒーターは使えないと困りますので必ず使い方を聞いておいてください。
また、トイレを設置する場合は、トイレの使い方や処理の仕方も聞いておきましょう。
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(2)持っていきたいもの(必須)
- 着替え
- 歯ブラシ
- 歯磨き
- タオル
- 石けん
- ETCカード
- 免許証
- 健康保険証
- クレジットカード
- 現金
快適に過ごす基本セットです。
(3)持って行きたいもの(あればベスト)
- 寝袋
- バーベキューセット
- テーブルセット
- 食器セット
- 洗剤
- 木炭
- ガスコンロ
これらのアイテムは、レンタカーショップで用意されているところもありますし、レンタルできるところもあります。
年に3回くらいはキャンプへ行かれるのなら、ご自身でお気に入りのアイテムを揃えておかれてもいいですね。
3: キャンピングカーを楽しむ上で注意すること
キャンピングカーを安全に楽しむ上で注意しておきたいことがあります。
というのも、キャンピングカーはミニバンや大型SUVとは少し違うからです。
(1)細い道や狭い道はスルーしよう
キャンピングカーの基本構造は、トラックの荷台に居住空間を積載しているイメージ。思っているよりも車の幅が普通乗用車よりも広くなっています。
そのため、細い道や狭い道へ入ってしまうと、対向車と離合できないこともあります。そもそも居住空間の部分が横の木や壁を擦ってしまうことも考えられます。
林道や廃道に見えるようなところは避けましょう。王道を選んで走るのが最適です。
(2)右左折は気をつけよう
キャンピングカーは車両が重くなっています。そのため、普通乗用車のようにクイックに右左折できません。また、急停止もできません。
トラックの走りを参考に、カーブの手前ではスピードを落とし、ゆっくりと曲がっていきましょう。
(3)高速道路は風が強敵
高速道路を入るとき、横風に注意しましょう。キャンピングカーの後部に積載されている居住空間には風が当たりやすくなっているため、トンネルを抜けたときなど横風に煽られるとバランスを崩してしまうこともあります。
また、後方からやってきた大型トラックが追い越して行く時なども、風の影響を受けてハンドルが取られることもあります。
スピードの出し過ぎに注意して走ることが必要です。
(4)3つの「急」は厳禁です
キャンピングカーが横転する可能性を含んでいます。
(5)防寒具は必須アイテム
季節を問わず、防寒具は持っておきましょう。夜になると冷え込むこともあります。
(6)防犯用品は持っておく
キャンピングカーを離れる時。就寝時。防犯のためのアイテムを用意しておくと安心です。
(7)車中泊やキャンプはどこでもOKではありません
車中泊をされるとき。キャンプするとき。
どこでもOKではありません。
車中泊やキャンプが認められているのは以下の場所です。
休憩なら「道の駅」もOK。
大型駐車場を利用する場合は、施設の責任者へ確認しておくことが必要です。
4: まとめ
キャンピングカーは日常を忘れさせてくれるアイテムです。同じ場所へ旅に行っても、キャンピングカーで行くのと電車で行くのとでは、感じることが全く異なります。
キャンピングカーを購入するほどでもないけれど、快適な空間でアウトドアを楽しんでみたい。そういった方には、キャンピングレンタカーがおすすめです。
一度でも試してみていただけると、旅の楽しみ方が変わります。