皆様、新年明けましておめでとうございます。
今回の年越しは、どの様に迎えられたでしょうか?
いつもとは違った形の年越しを過ごされた方も多いのではないでしょうか?
私たちは年越しは自宅で静かに迎えたのですが
31日昼間は外出する用事があり、高速道路を走っているとたくさんのキャンピングカーを見かけました!
皆さんそれぞれ、思い思いの年越しがあり
そのお供としてキャンピングカーを選ぶ方が増えているんだな、と思うと感慨深いものがありました。
こちらの記事でも何度も紹介しておりますが、コロナ禍のお出掛けにキャンピングカーは
最適なので選ぶ方が増えているのでしょうね。
レンタカーナンバーも多かったので、キャンピングカーレンタルの人気の高さも感じました。
最近は「冬キャン」という言葉も生まれ、冬のキャンプも定着してきましたね。
今回は「冬キャン」に注目してお話してみたいと思います。
1: 冬キャンプの魅力とは?
これまではキャンプと言うと夏をイメージするもので
青空の下、大勢で賑やかに過ごすイメージでしたが、その固定概念を打ち破ったのが「冬キャン」です。
冬にしかない、冬だからこその魅力とは何なのでしょうか?
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(1)空気が澄んでいる
冬は夏に比べて気温も低く、対流活動も弱いことから空気中の水蒸気やちりなどが少なく、
冬の空は夏の空より澄んで見えます。
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(2)星が綺麗
キャンプ場は周囲に余計な明かりや街灯がないので夏のキャンプで見る星も綺麗ですが、
冬はより一層星の輝きを感じることができます。
冬だからこそ見られる夜空一面の星を堪能しましょう。
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(3)虫がいない
夏場のキャンプを毛嫌いする方で最も多いのは、この虫嫌いではないでしょうか?
そんな方にもってこいなのが、この冬キャンプです。
寒い冬には、虫問題に悩まされる事はありません。
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(4)キャンプ場が空いている
シーズン時には予約が取れない人気のキャンプ場も、冬場であれば比較的日を選ばずに
予約する事ができます。
十分なスペースを保ちながら自分だけの時間を楽しめるのは魅力的ですね。
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(5)温かい食べ物がより美味しく感じる
寒い中、温かい食べ物を食べると、どれだけ自分の身体が冷えていたかがわかります。
その他には、温かい食べ物がどれだけ美味しいかも理解できます。
冷え切った身体に滲み入る温かい食べ物は、格別な美味しさがありますね!
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(6)雨の確率が低い
キャンプシーズン中は、降水量が比較的多い時期でもあるため、
折角キャンプ場を予約したのに当日は雨、ということがよくありますよね。
冬は降水量が比較的少ない時期であるため、雨キャンプになる確率も低くなります。
また、予約が取りやすい時期でもあるので、当日の天気を見てその日に予約してキャンプなんてこともできますね。
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2: 冬キャンプの必需品
最低限用意しておきたい! 冬のキャンプに必要な持ち物リスト
- テント
- シュラフ
- マット
- ランタン
- ストーブ
- テントシューズ
- 焚き火台
以上は最低限揃えておくべき装備のリストになります。
その他に、カイロ、マスク、帽子、電気毛布、ホットカーペット、防寒着などなど・・・
揃えておいて損はないものがたくさんあります。
魅力たっぷりの冬キャンプですが、一歩テントから外へ出ると厳しい寒さが待っています。
自然の中にいるという事を常に忘れず、余裕を持った行動で決して無理はしない事を心がけたいですね。
3: 冬キャンプで気をつける事
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(1)一酸化炭素中毒に注意
冬キャンプでもっとも注意しなければならないのが、一酸化炭素中毒です。
一酸化炭素中毒とは、空気中における一酸化炭素濃度が高くなることで引き起こされる中毒症状です。
一酸化炭素は、燃焼系の器具を使って室内を暖めている際に、
燃焼のために必要な酸素が不足することで発生してしまいます。
冬キャンプの際には、寒さを和らげるために、狭いテントのなかで燃焼系の暖房器具を使うこともあるかもしれません。
しかし、外部から酸素が供給されない環境の中では、あっという間に不完全燃焼となり、
一酸化炭素中毒に陥ってしまう可能性があります。
特に危険なのが、就寝中の一酸化炭素中毒です。
眠る前には暖房器具が消えていることを確認するだけではなく、器具そのものを外へと運び出しておくとより安全です。
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(2)低体温症に注意
冬の自然の寒さは、人体へのリスクも大きいものです。
冬キャンプを行う際には、自然の寒さを軽んじず、できる限りの対策を行って出かけることが重要です。
・十分な保温性能のある寝袋を準備する
・重ね着できるウェアを複数枚用意して、温度に合わせてこまめに調整する
・テントシューズやネックウォーマーなどを準備しておく
・テントの寒さ対策を行う
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(3)凍結トラブルに注意
・水道が使えない
キャンプ場によっては、水道凍結のため、冬季の使用が制限されている可能性があります。
なにも知らないまま出掛けてしまうと、水分確保に苦労するでしょう。
使用するぶんの水は、あらかじめ用意しておくのがベストです。
・テントが凍結で破損
冬キャンプでは、「朝起きたらテントの外が雪と氷におおわれていた!」なんてケースも少なくありません。
テントが凍結することで増加するのが、各種部品の破損トラブルです。
破損個所によっては、テントそのものの安全性が確保できなくなってしまう可能性もあります。
凍結を予防するためには、事前に防水スプレーで対策をしておくのがオススメです。
水分の付着を防ぐことができれば、当然凍ることもありません。
・道路の凍結が事故に繋がる
自然豊かなエリアのキャンプ場へと出かける場合、行き帰りの道路状況にも注意しましょう。
凍結した道路を、十分な装備もないまま走行すれば、事故につながることも考えられます。
スタッドレスタイヤや冬用チェーンなどは、冬キャンプの必須アイテムです。
必要な場面で必要なアイテムを確実に使えるよう、事前準備を整えておいてください。
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(4)火事に注意
冬のキャンプでは、焚き火を囲んで暖をとる方も少なくないでしょう。
厳しい自然の寒さのなかだからこそ、火の温もりが心をほっとさせてくれます。
火を楽しむ時間も、自然と長くなるものです。
ここで注意しなければならないのが、焚き火による火事リスクです。
冬の空気は夏場よりも乾燥しており、風にあおられテントに燃え移ることも考えられます。
ナイロン製のテントは、あっという間に燃え尽きてしまうもの。また近隣のテントや自然へと、どんどん燃え広がってしまうことも考えられます。
焚き火をする際には、
・テントから距離を取る
・タープの下では行わない
・風が強くなってきたら、火を消して後処理をする
などの注意点を守るようにしましょう。
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4: 冬キャンプは注意点がたくさん、そんな時にオススメなのがキャンピングカー
上記でお話した様に、冬のキャンプは意外と注意しないといけないポイントがたくさんあります。
冬の自然が相手なので、時に想定外の天候に見舞われる事も考えられます。
そんな時に、オススメしたいのはキャンピングカーで行く冬キャンプです。
冬のアクティビティは屋外で楽しみつつ、就寝は装備の整ったキャンピングカーという選択肢はいかがでしょうか?
そうすれば良いとこどりですね!
キャンプ場はもともとキャンピングカーの乗り入れも可能な場所も多いのでその点は安心です。
電源を取れる場所であれば、バッテリーを気にする事なく寒さ対策をとる事も可能でしょう。
5: まとめ
夏とはまた違った醍醐味のある冬キャンプ。
雪遊びなど普段出来ない遊びも楽しめるなど魅力いっぱいの冬キャンプですが
きちんと準備をせずに臨むと危険を伴う事もあるのが事実です。
キャンプの注意点は、どれもこれも、自身や家族の身の安全を守るために必要なものばかりです。
自然を満喫できるのがキャンプの魅力ではありますが、
自然とは決して「人に優しいだけではない」ということを、しっかりと頭に入れておいてください。
自信がないときには、電源付きのサイトを選んだり、キャンピングカーを利用したり
より安全性の高いキャンプを楽しむのもオススメです。
決して無理をすることなく冬の自然を楽しみましょう。